理事長ご挨拶

理事長就任にあたり、皆様にご挨拶をさせていただきます。

当協会は1979年に任意団体として発足しました。2001年には「東京婦人子供服工業組合」、「東京メンズアパレル工業組合」、「原宿アパレル協議会」と団体統合し、2021年には解散した「日本ファッション産業協議会」よりJ∞QUALITY事業を継承いたしました。

2023年には「繊維産業流通構造改革推進協議会」との統合を予定しております。団体としての事業規模の拡大に伴い、“行動をおこす団体”、“成果を出す団体”と内外ともに認められることを目指してまいります。具体的には、
・川上から川下までのサプライチェーン全体が一つになり、
・コロナ対策や物流網の整備など業界の垣根を越えて取り組むこと。
・そして、環境対策、外国人技能実習生問題などについて国や自治体と連携し産業内のガイドラインを作っていくことです。

私自身は2001年に合併した「東京婦人子供服工業組合」出身の初の理事長となります。
弊社のような企業規模の会社で、業界の責任のある立場の仕事をこなせるか大変迷いました。しかしお引き受けした以上は、中小アパレルの代表として力不足な点は大手企業の皆様のお力をお借りし、中小アパレルならではの悩みの解決、夢の実現にも配慮し、注力してまいります。

一方、コロナの終わりの始まりといえる本年は大きく変貌したマーケットに対しDXにより事業基盤を整え、サプライチェーン全体の情報を、ICTを活用してスムーズに商流につなげていくことが急務となってまいりました。そのために、
・各社のDXへの取り組みの成功・失敗事例を共有し、
・改革が滞っている課題を炙り出し、
・各社が活用しやすい基盤をつくり提案していくことを目指してまいります。

非力な身ではございますが、業界の諸先輩方のお知恵をいただき、会員各社様のお力添えを賜りながら業界の再興を目指して努力してまいります。

一般社団法人
日本アパレル・ファッション産業協会

理事長 松尾 憲久