事業活動

アパレル産業の仕組み

 

高校生に聞いてもらいました!洋服ってどうつくられるの?アパレル産業の仕組みを解説!

 

高校2年生 180人に対して、授業でならった、マーケティング?原価計算?を身近な洋服で興味発起

2018年2月14日、一般社団法人 アパレルファッション産業協会「人材育成事業」では、代官山にある東京都立商業第一高等学校において進路を決める前の学生たちにアパレル産業についての予備知識を身につけてもらうため、TSIホールディングス 生産推進本部 本部長 山本和人氏を講師にお招きし、アパレル産業の仕組みなどについて講義をしていただいた。

 

高校生に身近なinstaglamなどをキーワードに話題性の高い商品の生みだし方を説明

TSIホールディングスは50強のファッションブランドを販売している店舗数1200〜1300の大手アパレルメーカー。1つのブランドで年間約200品番もの商品を販売しているというが、その中でも爆発的にヒットする商品はわずか10%ほどだという。

その10%のヒット商品を生み出すために、どんな職種の人たちがどう動き、どうやって利益をあげているのかという秘密に迫り、詳しく解説していただいた。

アパレル産業の中で、デザイナー、パタンナー、MD(マーチャンダイジング)は商品の企画・開発のポジショニング。営業は店舗の開発、出店計画、売上管理の部署、生産は原料の調達、生産管理、品質管理の部署、媒体の窓口であるプレス・販売促進は、テレビや雑誌、InstagramなどのSNSや皆さんに発信するすべてを賄う部署、そして生徒の皆と一番接点のある販売職などが職種別に説明され、高校生たちの瞳はきらきらと輝いていた。

続いて、百貨店、駅ビル、ショッピングモールの価格帯の違いには理由があること、季節や経費、利益を計算して商品が店頭に並ぶまでを計画していることなども語られた。

そして最後に山本氏は、「ヒット商品も人も希少価値と話題性が重要。他人と違う事ができる人材に成長できるようなスキルアップを目指していって欲しい」と結んだ。

TSIホールディングス 生産推進本部 本部長 山本和人氏

一生懸命メモをとる高校2年生

 

講義を聴き終えた生徒からは、オシャレについての素朴な質問や、アパレル業界へ就職するには今から何を準備しておけば良いのか、商品をファッションモデルが着るまでの流れを教えてほしいなどの活発に質問が出ていた。

また、1つの服ができあがるまでの工程の長さや複雑さに多くの生徒が驚き、モノ作りのたいへんさを理解つつもヒット商品を生み出す事の楽しさも知り、アパレル業界にこれまで以上の興味を持ってもらえたようだ。

少子化が進む中、アパレル業界を希望する学生を創出するのは業界の大きな課題。
働く環境は徐々に整備されてきているものの、やはりまだ学生のご家族が反対する、といったケースもしばしば聞くことがある。
しかし、アパレル業界の仕事は「お客さまを輝かすことで人生を変えられる」「自分が創り出すクリエイティビティが雑誌を飾る」など夢がもてる職業であることを知ってほしい。

今回は、進路を決める前の高校生に、アパレル業界の魅力を伝えることができた貴重な時間となった。

 

 

 

講義を終えた生徒の感想をいくつかご紹介

—-今回の講義を聞いて原価計算で勉強したことが出てきてびっくりしました。
服の販売価格の原価を聞いてぼったくられていると思い込んでいたが、服を作るのにはたくさんの工程があって半年以上もかかると知って、決してぼったくられてなんかいないと思いました。
アパレルといえば、109などで販売している人のことだけをさすんだとと思っていたけど、その裏にはたくさんの人が関わっていてびっくりしました。
—-アパレルに就職したいと思っていなかったけれど、今回の山本さんの話がとても楽しく、ご本人がとても楽しく仕事をしていると感じました。
学校で学んだことも生かされることが多いのではないかと思い、みんながどんな服を着たがるかを考えるのはとても楽しいと思うし、それを着た人が笑顔になるところを想像したら、やりがいが生まれるのではないかと思いました。
これからの将来をもう少し考えようと思えました。
—-アパレルの内部の情報や仕組みを知れてとても面白かったです。ありがとうございました。
インターネットの時代が進む今、企業はそれに乗っかりどう生かしていくか?何を消費者が望んでいるのか?を考え、相当研究していると感じました。AI技術の話の中で、まさか洋服屋さんも取り入れるのか…とドキッとして驚かされました。
これから洋服をみるときは、販売価格を推測してみたり、マーチャンダイジングしてみたいと思いました。