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2018.11.09

『東京モード学園、学生に向けた職種別説明会を開催』
~第一線で活躍する“先輩”からのメッセージ~

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2018年11月9日、一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会人材育成委員会では、美容・ファッション・デザイン専門学校「東京モード学園」(東京都新宿区)にて、学生に向けた「職種別説明会」を開催した。

当日は、アパレル企業8社から計10名の “先輩”が登壇し、それぞれの道を志す学生たちに向けて、くわしい業務内容や現職にいたるまでの道のりなどについて、興味深いお話をしていただいた。

 

 

 

 

アパレル業界、それぞれの現場

 

朝9時30分。学生たちの興味深げな視線が、会場スクリーンに注がれる。流れ始めたのは、さまざまなアパレル企業で働く“先輩”たちの動画だ。スタッフとの打ち合わせ、写真撮影の現場、店舗に立ち接客をこなす姿など、日常の仕事風景が次々に流れる。

 

 

今回の職種別説明会に参加したのは、㈱ルックホールディングス、㈱オンワード樫山、㈱レナウン、㈱三陽商会、㈱ダイドーフォワード、㈱東京ソワール、㈱TSI ECストラテジー、双日インフィニティ㈱の8社だ。職種は、パタンナー、プレス、マーチャンダイザー(MD)、ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)、デザイナー、生産・品質管理、販売、ECサイトの構築などさまざまな業務に携わる部署から、合計10名の社員が会場に駆け付けた。

当日、会場はAホール、Bホールの2か所に担当者を半分ずつ置き、学生たちが興味のある担当者の元へ出向く形が取られた。限られた時間の中、1人でも多くの“先輩”の話を聞こうとする学生たちの熱心な様子が、とてもよく伝わってきた。

 

 

 

 

1着を支えるプロの仕事

 

パタンナーのブースでは、くわしい仕事内容や季節ごとの業務スケジュールが紹介され、「学校でパターンを教わるけれど、仕事になるとわからないことだらけです。パターンに正解はないので、とにかく先輩にたくさん質問して吸収することが大切」とのアドバイスがあった。

隣で説明していたECサイト担当者のブースでは、デジタルでこれまでにない接客が可能になる話を展開。「EC業界は自分の意思で、色々な世界に携わって行けるのが魅力。日々成長できます」と現場ならではの感想も飛び出した。学生からはインターンを受け入れているかなどの前向きな質問もあり、この仕事に関心が高い生徒が多いことがうかがえた。

 

 

一方生産管理のブースでは、なかなか人に見えない仕事ながらも、仕事の内容に強く興味を惹かれている学生が何人もいるようだった。

 

 

「生産管理でミスをすると、出来上がった商品にミスができてしまうので責任が重いです。また見通しを持って仕事をすることもコツです。デザイナーが希望するボタンが、加工に1か月かかることもある。それを予め提示しておくのも仕事のひとつなんです」と担当者。学生たちは熱心にメモを取りながら、話に聞き入っていた。

 

 

 

 

華やかさの裏にある努力

 

プレスやデザインのブースは、とりわけ人気が高かった。商品冊子を作成する過程を細かく説明してくれたプレス担当者からは、「厳しいスケジュールの中、場所を変えて丸一日撮影したり、地道な作業が多いので大変です。すぐその場で状況の良し悪しを判断でき、はっきり伝えられる人が向いているかもしれません」との貴重なアドバイスもあった。

一方、当校の卒業生でもあるデザイン担当者は、どんなところからデザインの影響を受けているかという学生の質問に、好きなインテリアや尊敬するデザイナーの話題を挙げた。食器やダイニングテーブルのディスプレイなどを見て、色使いの参考にするという興味深い話も出て、学生たちは納得した様子だった。

 

 

他にも、MDや品質管理、VMDなどのブースにも、大勢の学生が詰めかけ、熱心に耳を傾けた。自分達のこれまで学んできたことが、どの現場でどのように活かすことができるのか、普段どんなところから仕事に役立つインプットを得ているのかなど、積極的な質疑応答があちこちで繰り広げられ、説明会は大盛況のうちに終わった。

 

 

 

 

説明会を終えて

 

当日参加した学生からは、「ファッションは生活のどんな場面でも必ず関わってくるものだと感じた」「人に力を与えられる、自分に自信が持てるのがファッションだと改めて思った」など、ファッションの魅力に再度気付かされた様子がうかがえた。

また、「今回話を聞いてみて、どの職種にもコミュニケーション能力が必要だと思った」「1つの商品として完成するまで、大変だけれど夢がある仕事だと思った」など、アパレル業界が求める能力を知り、そのうえで、この業界がいかに夢のある仕事なのかに気付かされた学生も少なからずいたようだった。

 

 

「繊維業界は、『糸偏』の業界とよく言われます。会社に関係なく、付き合いが長く続いていく。みなさんがこの業界に来られたら、必ずどこかで会うでしょう。一緒に仕事が出来る日を待っています」。説明会は“先輩”からの激励で締めくくられた。

 

 

アパレル業界への憧れを胸に、日々専門的な勉強に励む学生たち。業界の最先端で活躍する担当者たちの一言一言を、この日学生たちは深く胸に刻みつけたようだ。

 

 

 

 

<人材育成委員会担当>

一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会 事務局:川名

 

<人材育成委員会担当>

アパレル・ファッションコンソーシアム

一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会 事務局:川田・川名

アデコ株式会社 担当:町田

 

※本事業は(公財)東京しごと財団より委託を受け、アパレル・ファッションコンソーシアムが運営しています。

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