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2018.10.18

雇用環境整備支援
(団体課題別人材力支援事業)
「職場マネジメントセミナー(応用コース3)」
~生産性を上げるための課題・要因・施策を探るワークショップ~
開催レポート

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2018年10月18日、一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会人材育成委員会では、「職場マネジメントセミナー(応用コース3)」を開催した。

当日は、企業のブランドコンサルティングを専門にする傍ら、社内の人材育成事業にも精通している株式会社 博報堂コンサルティングの楠本和矢氏を講師にお迎えし、これまでの「職場マネジメントセミナー(応用コース1,2)」で学んだポイントを踏まえた、実践的なワークショップを行った。

 

 

 

 

実践で活かすミドルマネジャーの3つのスキル

 

今回で3回目となる「職場マネジメントセミナー(応用コース)」。セミナー全体のテーマとして、会社の成長に欠かせないミドルマネジャーという存在にフォーカスし、最初の2回でミドルマネジャーの持つべき3つのスキル、①変革を推し進めるスキル ②部下を育成できるスキル ③生産性を高めるスキルを伝授していただいた。

本テーマ最終日となった今回は、これまで習得した技法を駆使して、実際のワークに挑戦した。

 

「部下のマネジメントに活用したい」「現職の業務に必要な知識を学びたい」「自己のスキルアップをはかりたい」など、それぞれ具体的な目標を持って受講を決めた参加者たち。特に今回は、講師から与えられた問題をグループで討議し、解決策を導き出すという参加型講習のなか、これまで学んだマネジメントスキルを試す貴重な機会となった。

 

 

 

 

 

リーダーの視点から見えた“課題”と手順

 

今回お題となったのは、架空のレストラン情報サイト「食べなび」。グループメンバーたちは、競合企業から転職してきたばかりの営業部長として、会社が抱える問題について向き合っていく流れだ。

すでに得ている高い知名度や穏やかな社風など、表向きはなんら問題のない会社だが、中に入ってみると、社内の情報共有が乏しく、売り上げは完全に個人に大きく頼っていることがわかる。

 

「まずは、社内の生産性向上、部下育成の視点から、この組織が抱えている課題を洗い出してください。リーダーの立場で、どのように現状を改善していくのか。今日取り組んだなかで、自社で使える要素があれば上手にパーツ取りして明日からの現場につなげてみてください」と楠本氏。

そして、以下の流れで問題解決に臨むのがスムーズだとアドバイスした。

 

 

① 「課題」の抽出

② 課題の「根源的な要因」の導出

③ 根源的要因の解決アクションを考察

 

会場は3グループに分かれ、講師の示した手順に従って、さっそく「課題」を抽出すべく話し合いが始まった。議論の過程で出てきた問題点をどんどんポストイットに書きこみ、次にその問題点を引き起こす「根源的な要因」を丁寧に探っていく。参加者たちは真剣な表情で、さまざまな角度から気が付いた点を挙げて行った。

前回までの資料をめくって、解決のためのツールをおさらいしながら進めるグループもいた。

 

 

 

 

 

議論に必要なリーダーの役割とは

 

各グループの白熱した議論は、1時間にも及んだ。楠本氏はテーブルを回りながら、書き出されたポストイットを読み、議論の中身に的確なアドバイスを与えていく。また、解決施策を検討する際のヒントとして、「制度」「仕組み」「ツール」「教育」「啓発」「コミュニケーション」「ルール化」などのキーワードを提示し、参加者のアイデアが出やすいよう指導した。

 

議論を終えたあとは、グループごとに今後「食べなび」が進めていくべき解決策を発表していった。洋食・和食部門に人員を分け、それぞれ部内で情報共有をすること、若い社員が主催する勉強会の開催、会社の中長期目標を各部で確認し、リーダーとしてチームメンバーに適切な役割を与えることなど、具体的な解決策がいくつも飛び出し、大いに盛り上がった。

 

 

 

 

 

セミナーを終えて

 

今回、講座に参加したメンバーからは、「実際の現場で起こりそうな事例が勉強できた」「考え方の新発見、再整理が出来チームメンバーにフィードバックすべきことがわかった」「具体的な解決策の引き出し方がよくわかった」など、今後の業務内容にさっそく活用できそうだとの前向きな声も寄せられた。

 

「“課題”を探り、その“要因”を洗い出すという作業は、会社の生産性を高める上でとても重要です。1時間ほどでこれだけの施策が出せたんです。みなさんの会社でも、ぜひチャレンジしてみてください」と楠本氏は締めくくった。

 

企業によってはまだ馴染みの薄い「生産性」という考え方。しかし近い将来、このキーワードは盛んに人々の口に上るようになり、社内の大きなスローガンになっていくだろう。

その時、今回のセミナーで得たそれぞれの“パーツ”が、どれほど実践に活かしていけるのか。参加者たちが懸命に取り組んだ時間が、それぞれの現場で大きな花となって開く日は、そう遠くないにちがいない。

 

 

 

 

 

<人材育成委員会担当>

一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会 事務局:川名

 

<人材育成委員会担当>

アパレル・ファッションコンソーシアム

一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会 事務局:川田・川名

アデコ株式会社 担当:町田

 

※本事業は(公財)東京しごと財団より委託を受け、アパレル・ファッションコンソーシアムが運営しています。

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